高校二年生
本作のヒロイン。頭脳明晰、スポーツ万能でミステリアスな雰囲気をも漂わせる美少女。篠崎遥の正真正銘・正当な『彼女』として相応しくあるため、日々男女の機微を研究中。幾多の(性的な)趣味・嗜好に精通し、(性的な)知的欲求は計り知れないものがある。その姿勢は、まさしく求道者然としているものの、あくまで『知識上』だけの話である。
高校二年生
本作の主人公。普通の高校生が普通の制服を着て歩いている……そんな普通の高校生。しかし周囲には常に一癖も二癖もある人物たちが寄ってくるため、天然のツッコミ体質を有している。基本的には思いやりのある『いい人』であり、性知識も性への興味も標準の男子高校生並。ただし、秋穂への思いだけは十人並みを上回る……はず。
高校三年生
遥の幼馴染み。遥とは姉弟同然の親しい間柄で、遥の前に現れては少々過激なコミュニケーション(セクハラ)を行っていく。ただし攻めには弱い性格で、思わぬ反撃を食らっては撃墜されることもしばしば。ちょっと平らな胸に過度のコンプレックスを抱いており、周囲の豊満な胸を見ては心の中でダメージを負っている。
高校二年生
遥たちの同級生。資産家の令嬢だけが通う『超お嬢様学校』から転入してきた美少女で、世俗にも殿方にも疎い。少々――いやかなりズレた性格をしており、その天然的な言動で周囲(主に遥)を振り回していく。前の学校の友人とは、『友達』の域を超えるほどの桃色かつ、お姉様な関係を築いていた……との噂だが、真実の程は定かではない。
高校一年生
遥の妹。兄である遥のことが大大大好きな、いわゆるブラコン。立ち振る舞いが高校生とは思えないほど子供っぽく、性的な知識に関しても小学生レベル。にも関わらず、周囲で繰り広げられるエキサイトな会話に知った顔で便乗しては、兄の遥を困らせている。同級生である愛川美咲と仲が良く、「さきっちょ」という変なあだ名で呼んでいる。
高校二年生
遥たちの同級生で、五組のクラス委員長。真面目な性格にツンツンした物言いといった、いかにも委員長然とした女生徒。性的な事柄に対しても厳しく、校内の風紀の乱れに絶えず目を光らせている。だが、意外とチョロ…人の良い性格をしているため、結果的に委員長メンバーの良き玩具となっては、いつもイジられるハメに。
高校二年生
四組のクラス委員長。両目を前髪で隠し、どこか内向的な雰囲気を漂わせる女生徒。言葉遣いも多少オドオドとしているものの、性的な方面に関しては驚くほどのアグレッシブさを発揮する。知識の収集だけに留まらず、実際にエキサイトな現場を観察するべく張り込むなど、かなりの行動派。沙織と仲が良く、卑猥な知識をせっせと授けている。
高校一年生
奏多の同級生。清楚な外見と優しい性格をあわせ持つ、一級の美少女。友人である奏多とよく一緒に行動しているが、奏多とは違い、性的な知識については年相応に通じている。お人好しな性格のため、奏多が無自覚にエキサイトな単語を口にする度、必死にフォローしようとする。その結果、かえって自分の方が恥ずかしい目に遭ってしまう、気の毒な女の子。
遥たちの同級生。
女生徒たちから「聖夜様」と呼ばれるほど、女性にモテモテな美形の男子生徒。だが、そのためにメンズとメイツ(お友達)になれず悩んでいたところ、遥と出会い、友人関係を結ぶ。「穴」「棒」といった単語に異常な興奮を示し、遥のことを熱い友情(?)の眼差しで見つめている。そのせいか、遥の貞操を案じる秋穂からは少々警戒され気味。
遥たちのクラスの担任教師。
男性的なサバサバした口調とジャージ姿が特徴的な人格者(?)。自ら学生を指導していくタイプではなく、生徒たちを信頼してあえて放任主義を取っている。たんに面倒事が嫌いだから、といった理由ではない(おそらく)。小清水葵とは学生時代からのくされ縁であり、その性の奔放さに知らず知らず被害を受けていたりする。
遥たちの高校の養護教諭。
見た目は、白衣が似合う保健室の美人お姉さん。しかしてその実態は、若い学生たちの健康管理を行いつつ、個人的な性教育まで行う、エキサイト好みの肉食系。ひとたび保健室の戸を叩けば、その熱きリビドーを喜んで介抱――解放してくれる。同僚の大森一華とは学生時代からの友人で、その頃から変わらぬ肉食な性格だったらしい。
秋穂の母親。
容姿が秋穂とうりふたつの美人ママだが、中身の方も娘とそっくり。性的な知識に対する勤勉さは人一倍で、赤ん坊の頃から秋穂に性の英才教育を施した張本人。母からK・DNA(香坂家の遺伝子)を受け継ぎ、愛娘は順調に性のエリート街道を突き進んでいる。だがそれも、全ては秋穂が良き伴侶に恵まれるようにと願っての親心であり、家族のことを何よりも大事に想っている。
秋穂の父親。
温和で落ち着いた人物で、この世界での数少ない常識人。性にエキサイティングな愛妻と愛娘に囲まれ、いつも苦労――ツッコミが絶えない、楽しい家庭生活を送っている。秋穂のことを大切にしており、いつか娘がお嫁に行く光景を想像しては寂しさを感じている。冬実との間柄も良好で、夫婦のエキサイト生活もまだまだ現役を維持している(らしい)。